私は子供のころから、「なぜか見落とされる、本来は価値のあるもの」について興味がありました。目の前にあるのに、固定観念や先入観がジャマしてそれに気が付かなくなっているようなこと。人と違う視点を持ち、そういう隠れた魅力を自分なりに発見することにワクワクします。

地理や旅行が大好きだった私は、特に地域に隠れている価値について興味を持つようになりました。近代的な都市の中にある下町や面白い路地、都内からすぐ行ける距離なのにあまり知られていない自然環境、地方地域で活用されていないハコモノ施設、etc.　日本の地域には、その価値を発揮されるのを待っている魅力がたくさんあります。

特に地方地域における遊休施設の存在は、巨大な資産が現状は皮肉にも地域の重荷になってしまっている、とても大きな社会的課題です。今までの用途では使われなくなってしまった施設であっても、違うマーケットに使ってもらったり、違う使い方で活用されたりすれば、もう一度息を吹き返すかもしれない。
この大きな社会的意義を持つテーマにチャレンジしたく、2006年11月にR.projectを設立しました。

創業からここまでは、主に地域の遊休施設の再活用にチャレンジしてきましたが、日本にはまだまだ発揮されていないポテンシャルが多く存在します。
キャンプ事業では日本の豊かな自然資源、教育事業では人材資源、ともに世界に誇る資源の、本来持つポテンシャルを発揮することにチャレンジしていきます。

会社名、「R.project」の「R」には、Rediscover（再発見）、Revitalize（再活性）、Renovate（改修）、Reuse（再活用）などの頭文字からとりました。ここで使われる「Re」は、「ふたたび」という意味ですが、「固定観念に流されずに再考する」という想いを込めました。

『人と違う視点を持って、日本のポテンシャルを発揮する』

R.projectはそんな会社を目指します。